人前に出られなくてもいい。
上手く説明できなくてもいい。
人生が失敗だと思ってしまう夜が、
何度あってもいい。
この音楽は、
前向きになるためのものではありません。
立ち直るためでも、
元気になるためでもない。
「今日も生きてしまった」
その気持ちのまま、
そばに置いておける音です。
誰にも言えなかった感情を、
代わりに鳴らしています。
聴いてくれる人が一人でもいれば、
それで十分です。
子どもの頃から、どこかズレていた。
周りと同じようにできない。
音、空気、身体の違和感が気になって、
机に向かっても何も頭に入らない。
「怠けてる」「変わってる」
そう言われ続けて、
いつの間にか自分を責めるのが癖になった。
友達はいない。
学校も、塾も、仕事も続かない。
体は言うことをきかず、
気持ちはいつも不安定。
それでも――
音楽だけは裏切らなかった。
誰にも理解されなくても、
音を並べている時間だけは、
「ここにいていい」と思えた。
表に出るのは怖い。
ライブもできない。
再生数も、いいねも少ない。
それでも今日も、
ひっそりと音を作っている。
だって、これしかできないから。
でも、これだけは嘘じゃないから。
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